デンタルケアをお考えの皆様へ
動物達は、日々の食後の歯垢(歯についたヨゴレ)に口腔内細菌が付着・増殖することで歯肉に炎症が生まれます。
犬ではその歯垢が3〜5日で唾液中のカルシウム、リン成分によって歯石へと変化し始めます。
長期間の歯石付着と同時に、歯肉炎が進行していくと、歯を支える周囲の組織(歯肉・歯槽骨など)に炎症が波及・歯周病が重篤化することにより歯根の直上皮膚が出血、自壊してしまうケース、また歯を支える下顎骨が薄くなり、病的骨折を起こしてしまう場合もあります。
《軽度》 | 《中程度》 | 《重度》 |
こうした歯周病は程度によっては動物達の不快感、疼痛の原因となってしまうため、 デンタルケアは口臭や歯石を除去すると同時に深刻な口腔内疾患の予防・治療にもなり得ます。
- □ 口を開くことを嫌がる
- □ 口腔周囲が涎(ヨダレ)で濡れる
- □ 食事中、フードをよくこぼす
- □ 食事時間の延長、硬いドラーフードを嫌がる
- □ 頭を傾けて(左右片方の歯を中心に)食べるようになった
ボックス中に当てはまる場合は一度受診をお薦めします。 また、症状がなくても普段見落としがちな、口腔内の状態を評価・把握することで今後の予防、治療方針を組み立てることができるので気になる方は一度来院してみて下さい。
お問合せ先:
西川動物病院
TEL:0940-43-0200 / FAX:0940-43-6454