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犬のお手入れ


グルーミング

犬と暮らしていく上で日頃のお手入れは楽しみの一つでもありますが、健康に暮らしていく上で必要不可欠なことでもあります。 短毛種であれば、グルーミングは大変楽ですが、長毛種になるとプロのカットが必要かもしれません。 どちらにしても、飼い主の日頃のこまめな手入れ、心がけが大切です。

■グルーミングの重要性

グルーミングとは、ブラシによるブラッシングや、クシによるコーミングなど被毛の手入れ全般をいいます。 グルーミングの目的は、抜け毛や汚れを落とし清潔にするだけでなく、皮膚の血行、新陳代謝を高めるなどの役割があり、犬の健康維持に大変重要なことです。

また、ブラッシングをしている間に健康チェックも行いましょう。 どこか体に変調はないか、さわられて痛がっているところはないか、熱っぽくないか、など触診による健康チェックが可能です。 また犬とのスキンシップは、良い関係を築く上でも非常に有効です。飼い主に積極的に行って頂きたい事の一つです。

■グルーミングの方法

犬種により方法は異なりますが、基本はブラッシングです。 犬種にあった適切なブラッシング法で、肌を傷つけないようにやさしくブラッシングしましょう。 長毛種の場合ブラッシングを怠ると、毛玉ができてしまい元の美しい被毛に戻すことは、非常に困難です。

■シャンプーの方法

犬はネコほどには嫌がらないものですが、びっくりさせないようにゆっくりと始めましょう。 毎日ブラッシングをしていれば綺麗なはずなので、月に1,2度、寒いときは1度で十分です。 あまり頻繁にシャンプーをすると脂肪分(皮脂)がそげ落ちて、皮膚の健康によくありません。 お湯の温度は、35〜36度が適温です。

●注意点

・人間用のシャンプーは皮脂を落としすぎるため使用しない。
・産後、病後、予防接種後1〜2週間はシャンプーを控えること。(子犬に関してはすべてのワクチン接種が終わるまでシャンプーを控える)
・自然乾燥は毛がもつれたり、皮膚病の原因となります。ドライヤー等で乾かしてください。
・シャンプーが目に入らないように注意する。(万が一、目に入った場合は十分に洗い流した後、動物病院に相談すること)



その他のお手入れ


つめの手入れ

月に1,2回はつめの伸び具合を確認してください。 つめを切る場合はつめの中の血管に注意してください。 ぬるま湯につけてから切るとやわらかくなり切りやすいです。
切った後はヤスリをかけて仕上げを忘れずに!

歯の手入れ

週に一度は指先にガーゼを巻き付けて歯茎マッサージ・歯石の掃除をするとよいでしょう。

目の手入れ

目に異物がはいっていたり、目やにがでていたら目薬をさして異物を目じりによせて、ガーゼなどでとるようにしてください。
また目のまわりが汚れている場合は、健康な目に限りますが、ホウ酸水を2%にうすめ、ガーゼなど柔らかいものに浸して目のまわりをふいてください。

耳の手入れ

脱脂綿やガーゼなどに、イヤーローションを含ませ汚れを拭き取ってください。
また、綿棒は耳道を傷つけて炎症を起こしたり耳あかを奥の方へ追い込んでしまうことがあるので、あまり使わない方が良いです。